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zoom RSS これこそが映画だ!というくらいに面白かった映画「アイアンスカイ」

<<   作成日時 : 2012/10/19 12:16   >>

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笑いの中に風刺があり、風刺がすなわち笑いであることが実感できる映画でした。
もう会場は笑いの渦!!
映画産業華やかりしころの喜劇映画上映風景はこんな感じだったのか?というくらいです。

「アイアンスカイ」は、決して単なる喜劇ではなく(ハリウッド映画に比べれば)低予算のインディーズSF映画ですが、政治風刺映画でもあり総合娯楽映画です。
出てきた直後はお堅いナチのインテリ女だったヒロインが、チャーミングな女性に変身していくところも見逃せません。

もちろん細かな点では突っ込みどころが満載の映画です。
ナチはどうやって月面基地を建設したのか?
円盤型で宇宙空間を飛び、大気圏に突入して地球上を自由に飛び回る乗り物の技術は現在の科学水準を遙かに超えてないか?
その割にコンピューターといえばビル一棟分くらいの大きさなのは何故だ?
機械装置と言えば、大型の歯車とかピストンシリンダーが律動するのはナチの好みか?
そもそも、いつか地球に戻るといいつつ、結構簡単に地球に来ることができているのが不思議。等々。

そういう些末な疑問を吹き飛ばすほど面白い映画です。
一番笑い声が大きくなったのは、国際会議での席上、某国の代表が発言したシーン。
「月面の施設や兵器は、実は我が国のものだ。親愛なる首領様自ら設計され組み立てられたのだ」
スクリーンの中も観客席も爆笑!

とは言い条、政治風刺映画でもあるので笑ってばかりもいられません。

ナチの月面基地に対して核攻撃が指示されると、スタッフは躊躇します。
「女性や子どももいるのでは?」
それに対して司令官(元選挙対策委員というのが何とも)は、
「アメリカはテロリストと妥協しない!」
核攻撃がなされ、崩れる建物の下を逃げ惑う子どもや老人たち…。

イラクやアフガンでのアメリカによる軍事作戦被害を彷彿とさせますが、我が国の歴史も思い出させます。

SFXについて巷間では「陳腐だ」なんて意見もあるようですが、個人的には見応えも迫力も充分でした。
やたらと技術力ばかり自慢する映像は、かえって興を削がれます。
白黒テレビを観ていても、海の場面では青い海面を感じる、そういう感性こそが大切なのです。
映画の初期の有名なエピソードですが。
機関車が走ってくるのを正面から撮影したシーンで、観客が逃げ出したそうです。
何でもリアルに、立体的に、ありありと目の前にあるように、なんて刺激ばかりを強くするありようは疑問です。

リアルにしようとすればするほど、現実との違いばかりが目につきます。
ほどほどにして、あとは受け手の感性に任せる方がいいのに。

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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
 出ちゃっ太さんの映画批評は珍しい!!
 それにしてもこうしたインディーズを選んで観たという動機は何だったんでしょう?
 そのあたりを伺ってみたくなりました。
田舎おじさん
2012/10/19 17:38
 出ちゃっ太さんの映画批評は珍しい!!
 それにしてもこうしたインディーズを選んで観たという動機は何だったんでしょう?
 そのあたりを伺ってみたくなりました。
田舎おじさん
2012/10/19 17:38
出ちゃっ太さんも、映画を観るんですね。
「天地明察」もいいですよ^^
あさぎ
2012/10/19 22:03

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