電子作文で行こう!

アクセスカウンタ

zoom RSS いじめたりいじめられたり第十話

<<   作成日時 : 2017/03/11 12:18   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 2

5〜6年生はつまらない陰鬱な時代でした。
下らないバカバカしいできごとに包まれた、無駄な二年間だった。

そして中学生になるころ、さらに心配な事態が出来しました。
「お前は中学に行ったら先輩にデッツカレルぞ」とクラスの連中がいうのです。
「デッツク」とは、「痛めつける」「いじめる」「殴る」など、中学校の先輩に「焼きを入れられる」という意味合いでした。
確かに、5年生のころの経験を思えば、中学で目をつけられてもおかしくありません。

繊細な胸が不安と心配とでつぶれそうな思いで、中学校に入学しました。
そして、入学式翌日か翌々日の対面式があった日の放課後、新入生の教室には先輩たちが大挙して押し寄せました。
そして詰襟の美少年は、目つきの鋭い二人の先輩に捕まりました。

「おい、お前、ちょっとこっちへ来い!」
「は、はい…」
「クラブは決めたか?」鋭い質問が飛びます。
「いえ、まだ…」美少年が鷹揚に答えます。
「歯医者に通ってるとか、ないか?」
「いえ、別に…」
「よし、じゃあ、来い!」
ということで、アレヨアレヨという間に音楽室に拉致され、そのまま吹奏楽部に入れらたのです!
歯医者通院を問われたのは意味不明ですが(そういう質問はしなかった、とも言われた)。

そしてそのまま1年間の吹奏楽部生活を過ごし、父の転勤で部を離れるまで、先輩などによるイジメや嫌がらせは一切ありませんでした。

どうやら、部活動をしている生徒には手を出しにくかったようです。
何故ならば。
部活動という組織に属することで、そこの先輩後輩関係に守られている、というのがひとつ。
そしてもうひとつは。
部活動に熱中しているような生徒には、いじめられるスキができにくいということです。

もちろん部活動自体がイジメの温床になることもあるでしょう。また本人がどんなに注意していても、イジメをするような卑劣な人間は付けこむスキを見逃さないものです。だから、部活動に夢中になっていればイジメられる心配は皆無だ、とは申しません。

しかし一般的には、何かに熱中している人間には、ロクでもない人間を寄せ付けないオーラがあるものです。
そういえば、いじめられていたころは、ヒマでボーっとしていることが多かった。
さらにいえば、高校時代、部活動や勉強を一所懸命にやっている生徒とは友達になれなかった。


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
そうか、そうだったのか!!!
小学校の頃、鼓笛隊に入れば良かったんだ。
クラスの何人かが入っていて実は羨ましか
ったんだけど、どうやって入るのかがわから
なかった。親に相談する勇気もなかったし。
トベリン
2017/03/13 18:11
トベリン さん>>
コメントありがとうございます。
いや、小学校の鼓笛隊じゃ中学のクラブほどのバリアにはならないと思うよ。ちなみに鼓笛隊に入る方法は、群ようこの「膝小僧の神様」収録の短篇に詳しい。

おなら出ちゃっ太
2017/03/13 20:13

コメントする help

ニックネーム
本 文
いじめたりいじめられたり第十話 電子作文で行こう!/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる