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zoom RSS いじめたりいじめられたり第十一話

<<   作成日時 : 2017/03/16 08:16   >>

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イジメ話は中学まで進みましたが、ここでちょっと後戻り。
他にいじめられていた児童の話です。

クラスに、カネタという少年がいました。顔は子泣きジジイって感じでしょうか。
毎日のようにいじめられて泣いてました。
この子はもう、何かのついでに叩かれたり突き飛ばされたりして泣いていた。
よくもまあ、あんなに泣くものだとあきれるほどでした。
そのせいでなのか、泣き顔が顔面に張り付いている風だったのです。

いじめられっ子のポジションに常駐、という感じで、例の「裏切り者」設定からも除外されている感じでしたね。むしろ「裏切り者」の遊び相手というか。

一度、別のクラスの小デブにカネタ君がいじめられているのを見ました。助けようか、止めようかと思っているうちに、小デブが気が済んだのか、自分の身が危ないと思ったのか、去っていきました。
いや、記憶違いかも知れません。何もせず、何も思わず、黙殺して通り過ぎて、その後も小デブはカネタ君をいじめ続けたのかもしれません。

ちなみに、その小デブ自身もクラスでは泣かされる役どころだったはずです。
弱いものイジメは、さらに弱いものをターゲットにするという事実を目の当たりにしました。

「目の当たりにした」っていうけど、自分はカネタ君をいじめなかったのかどうか。
いじめた記憶はないけど、いじめなかった、と断言はできません。

ただカネタ君自身は、「これじゃいけない」と真剣に思っていたようです。
球技大会のとき、バレーの試合で点を入れたとき、カネタくんは得点に一切関係していなかったのに、小躍りするような格好をして喜んでいる風でした。たぶん、演技だったと思います。ずいぶんとワザとらしくぎこちない動きでしたが、そうやってクラスの仲間に入ろうとしていたんだと思います。
その様子をみて、「自分には絶対に真似ができないことだ」と思ったものです。
そういう風にはしゃぐのが苦手だったんです。今でも苦手です。そうやって、孤立しているのです。

そして中学生になって半年くらいしたころ、偶然カネタ君に会いました。歩きながら話もしたかったので、自分の都合のいい道を選んで「こっちから帰ろうよ」と誘いました。
ごく軽い気持ちで、です。
しかしカネタ君は「イヤダ!」と鋭く大きな声でハッキリと拒絶したのです。

いじめられっ子のポジションから脱しようとしているカネタ君の心と日常が透けて見えた瞬間でした。


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コメント(2件)

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出ちゃっ太さん、どうもです。
子泣きジジイのカネタ君もさすがに
中学生にもなると自己主張ができる
ようになったようですね。
いや...ただそれだけですけど。
トベリン
2017/03/16 19:19
トベリン さん>>
コメントありがとうございます。
きっと主張しないでいると、一生いじめられっ子のままだよ、とか誰かに教えさとされたのでしょう。
鋭い口調、と書いたけど、むしろ食いつきそうな勢いでした。
カネタくん、どうしてるかな?

おなら出ちゃっ太
2017/03/16 20:25

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