電子作文で行こう!

アクセスカウンタ

zoom RSS 遺書。(養老孟司)

<<   作成日時 : 2018/01/11 12:38   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

以前、小学生くらいの子どもが「意味が分からない」というのが非常に不快でした。
子どもに限らず、現代人はよく、「意味」という単語を発します。
「意味が分からない」「意味不明」等々。
しかもこの発言は、「私には理解できません」という告白ではありません。「自分に分からないことがあるのは許せない」、という断罪に近いものを感じます。
自分に理解力がないことを棚にあげて、理解できない事象に対して批判だけを発するのですね。

こういう批判はどこから出てくるのか? と、ずっと考えていました。
その答えが見つかった気がしたのが、本書、養老孟司の「遺言。」です。
「遺言。」と、句点がついています。「意味」は分かりません。(^_^;

こうした批判−「意味が分からない」−という発言は、二つの誤謬によって生じる。
ひとつは、何事にも意味がある、という思い込み。
もうひとつは、その意味が自分には必ず分かるはずだ、という思い込み。

物事には何でも意味がある、と思ってはいけないのです。
突き詰めて考えれば、世界が存在する意味だって分からない。
仮に何か意味があったとして、それを理解できるとは限らない。
自分に理解できないということが許せない、受け入れられないという気持ち。
それが「意味が分からない」という批判となって出てくるのですな。

分からない琴があるのは当たり前、そういう謙虚な心でいなければいけませんな。

他にもたくさんの知見に溢れた一冊です。
新書本によくある、特定のテーマを書いても新書一冊分には足りないので色々と水増ししました、という内容の薄い本ではありません。



テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
遺書。(養老孟司) 電子作文で行こう!/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる