アクセスカウンタ

<<  2018年4月のブログ記事 zoom RSS

トップへ


(心臓冠動脈バイパス手術)ICUの長い夜は息をするのに精一杯

2018/04/20 08:45
深夜のICUで過ごした時間は長かったです。夜中の2時くらいまで担当してくれた男性看護師さんが、何かしてくれるたびに「今、○時です」と教えてくれたのがありがたかった。人間は時間の尺度から切り離されると心細いものですから。

口には呼吸用の管が入っています。管と言ってもストローみたいな細いモノではありません。喉には、喉の直径と同じくらいのパイプが挿入されているのです。この時点では分かりませんでしたが、喉の奥の異様な苦しさと異物感は最大の苦しみでした。

苦しいからと言って自分で引き抜くと、もっと苦しいことが起きるはず。手は拘束(抑制)されていたと思いますが、この辺は記憶がやや曖昧ですね。

ただ幸いなことに、まったくと言っていいほど痰が絡むことがなかったのは救いです。喉の奥が苦しくてナースコールをし、看護師さんの手に「たん」と書いた時も、
「たんはありませんよ」と言われました。ちなみに痰を吸い込むために吸引すると、空気が来ないのですごく苦しかったです。
看護師さん同士で「この患者さん、タバコを吸わないから全然痰が出ないんだねえ、素晴らしい」などと会話しているのを聞いて、誇らしい気分を感じさえしたものです。慣れてくると、呼吸器を通して息をするのも楽になり少しは眠れるようにもなりました。

コツは舌を動かさないことと、鼻で静かに呼吸することでしょうか。
舌を動かすと、つばを飲むような動作が起き(つばなんてないくらいに口の中は乾いていたのですが)、その動きが喉を刺激して苦しくなります。

男性看護師さんが勤務を終わる際、また時間を教えてくれました。それが夜中の2時くらいと思うのですが、男性看護師さん手のひらに「よるはながい」といわでものをことを書いてしまった。「口が利けないのに、余計なおしゃべりをする紳士だなあ」と思われたことでしょう。

ついでに勤務交代の看護師さんたちが大勢で雑談していてうるさかった。そのことも手のひら筆談で書いてしまった。瀕死でも口の減らない貴公子だと思われたことでしょう。

その後、交代した女性看護師は特に時間に言及しなかったので、マニュアルというよりは個人の考えを活かした対応なのでしょう。

手術部の痛みは、この時点ではまだ麻酔が効いており判然しないところです。



記事へ驚いた ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0


(心臓冠動脈バイパス手術)手術中の記憶は一切ありません

2018/04/19 09:41
くどいようですが、麻酔の準備が始まったと思ったら手術が終わっていました。
東海林さだお氏もエッセイに書いてますが、その間の記憶は皆無。ナッシング・アット・オール! であります。

夢も見ません。事前にドクターにきいてもみたのですが、夢を見るような浅い眠りじゃ大変だよ、ということでした。そりゃそうです、なんだか痛いなと思って目が覚めたら胸を切り開かれていたなんてシャレにもなりません。


記事へなるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0


(心臓冠動脈バイパス手術)手術室からICUへは一瞬でした

2018/04/19 09:39
いざ、手術室に向かいます。「いざ」なんていうほど景気や侠気のある様子にはほど遠かったようで、奥さんに言わせると「ションボリしていた」ということでした。
きっと知らない家にもらわれていく子犬のように見えたのでしょう。

実は手術室行きの車椅子を押す男性看護師さんに眼鏡を外すように言われたせい、とは奥さんの観察によります。前日の説明では、手術室に入るまで眼鏡をしていてもいい、と説明されていました。それが剥奪されたので、心理的不安に陥ったのでしょう。

ちなみに手術室前では、前日の説明にあたった看護師さんが待っていて、
「あれ? 眼鏡もう外しちゃったの?」と驚いていました。

車椅子担当の男性看護師よ、しっかりしてくれ!

手術室の様子はよく覚えていません。手術台に載せられれば最早、大船に乗った気分というよりは俎の上のハンサムな鯉、ですな。まあ煮ても焼いても食えないのが難点ですけれども。

麻酔の点滴を打たれ、酸素マスクらしきものを口にあてられ、それが落ちたのを見てスタッフが妙に陽気に笑っているな、と思う間もありませんでした。

本当に、次の瞬間には「手術、終わりましたよ!」の声で起こされました。
もちろん実際には十時間近く経っていたそうです。しかし当人の主観では「次の瞬間」に起こされた感じです。

居眠り仕掛けたのを起こされたら手術が終わっていて、
「ウソじゃないのか?」と感じた…かどうか。
この辺りの意識は朦朧としていたはずです。

その場に妻子がいたのも覚えているようですが、次の瞬間にはまた寝ていたようです。次に気づいたのは深夜のICUでした。


記事へブログ気持玉 / トラックバック / コメント


(心臓冠動脈バイパス手術)当日の朝、覚悟はできていたのか?

2018/04/18 08:54
心臓冠動脈バイパス手術の朝は浣腸で始まった、ワケではないのですが、そういう印象です。前から浣腸がイヤだなあ、と思っていたせいでしょう。
もっとも、この後に待ち受けていた艱難辛苦を思えば、浣腸などモノの数ではなかったのです。

天気は朝から快晴でした。別に屋外で手術をするのではないので、晴れていようと雨だろうと関係はありません。ですが、貧乏長屋の弔いみたいに、雨がショボショボと降っているよりはマシです。もっとも雨なら雨で、「雨降って地固まる」と考えたに違いありません。結婚式の挨拶と一緒で、いかようにも解釈できます。

住吉神社が見える窓まで歩いて景色を眺めると、神社裏の小さな山に、捨て忘れたような雪が残っていました。それを見て、辞世の句を三つほど(ひとつは五七五ですが)作ってみました。
ノートに書き残したのを読み返してみると、辞世というよりは完全に生還を期したものでした。なかなか諦めが悪い性格であることが証明されていますね。

昨日、飲み残しておいたタリーズのボトル缶コーヒーを一杯、口に含んで味わって吐き出しました。ドクターに尋ねたら、朝7時まで水は飲んでもいいけど、コーヒーは吐くことがあるからやめておいて、と言われていたのを守ったのです。
ここでも末期の珈琲という覚悟ができていなかったことが分かりますね。


記事へ面白い ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0


(手術から)一週間

2018/04/17 10:50
狭心症による心臓冠動脈バイパス手術を受けたのが4月10日の火曜日です。
今日で一週間が経ったのか、昨日で一週間だったのか。
これからおいおい、手術直前や直後、その後の経過などを書き残していきます。
こんな面白い体験について書かずにいられない!という気分です。
気分としては酒井順子氏が「死ぬときの状況や気分を書き残して誰かに読んで欲しい」と言っていたのに似ているかな。

dancyuさんのブログのように、同じ病に悩んでいる方の参考になるものが書けるとヨイのですが。

決してそういう有意義なものは書けない性分です。
「お前の書いたものを読んで不安になった!」とか、「医学的に間違っている」「計算が間違っている」「お前が生きているのがそもそもの間違いだ」などの指弾を受けそうであります。

どっちにせよ、左手小指の痺れが解消してくれないと文章も書けません。いかにCTRLキーを使った操作に頼っているかが思い知らされます。


記事へガッツ(がんばれ!) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 2


今の気分を単刀直入に言うなら

2018/04/16 11:16
狭心症による心臓冠動脈バイパス手術を無事に終えて、少しは世間との交流ができるようになりました。
今の気持ちを簡潔に言うなら、さながらピョンチャンオリンピック男子フィギュアスケートでショートプログラムを終えたあの選手のようです。

「ただいま」の一言です。


で、本当に一言でやめておけばハンサムで上品なだけでなく、立派な態度の中年紳士たり得るのですが、そうはできないのが困ったところです。

ICUの男性ナースが、婚約指輪を買ったハナシをしていたぞ、とか。
ICUのパソコンはかなり古いらしく、キーをパシパシパシと力を入れて連打する奴がいてうるさかった、とか書いちゃうんですよねー。

でもいいの、どうせまだ、トリプルアクセルも四回転もできないから。
元々できなかった気もしますが。


記事へなるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 3


とりあえず生還のご報告

2018/04/15 19:54
狭心症による心臓冠動脈バイパス手術を無事に終えて、生きてます。

化けて出たのではありません。
粗忽長屋の住人とも違いますので、自分が死んだのに気づいていないワケでもありません(たぶん…)

まだ長文は書く体力がありませんし、バイパスに使う動脈をとった左手に後遺症があって、小指がしびれていてCTRLキーが上手く押せません。

だんだんと復活していきたいです、世間の迷惑を顧みずに。

記事へガッツ(がんばれ!) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 6


しばらくブログをお休みします

2018/04/10 10:01
本日はいよいよ、狭心症による冠動脈バイパス手術です。
もういくつ寝ると〜♪、と指折り数えていたワケでもありませんが…。

これで手術が間に合わなかった、という不安からは解放されます。
手術が失敗したら、という不安については覚悟の前です。

手術直後はブログをアップするどころではないと思いますので、しばらくお休みします。

拙ブログが再開されなかったら、手術が失敗したか、直前で心筋梗塞を起こしたかと思って下さい。再開されたら、化けて出たと思ってください。
記事へガッツ(がんばれ!) ブログ気持玉 7 / トラックバック 0 / コメント 4


(不安定狭心症の男・その27)バイパス手術イブ

2018/04/09 19:41
明日はいよいよ、待ちに待ったバイパス手術です。

大船に乗った気分です。?

強いて言えば、朝一番に浣腸されるのがイヤだなあ、って…
(´・ω・)

事情があってスマートフォンで書いてるので、非常に不自由でストレスがたまる!!!

なので、ここまで。
記事へブログ気持玉 / トラックバック / コメント


コレステロールについてこんなハナシは初めて聞いた!

2018/04/09 08:01
コレステロールについては、悪玉と善玉という区別をよく耳にします。コレステロールの持ち主について、あまり悪玉善玉を問われることはありませんが。おそらくハンサムで上品な中年紳士を除くほぼ全員が悪玉判定されるからでしょう。

健康診断を受けた場合、悪玉コレステロールの数値を気にする方は多いと思います。
たいていは、基準値より多い少ないが焦点でしょう。多かった場合でも、基準値をほんの少し上回っただけだから大丈夫だろう、と自分を納得させていること存じます。

しかし、この本によれば、その考えは甘い!


画像


本書では、「LH比」、という概念が紹介されています。

簡単にいえば、LDL(悪玉)コレステロールの値をHDL(善玉)コレステロールの値で割ったものです。
これが2を越えると心筋梗塞や狭心症を発症していない状態と推定されるそうです。
逆に言えば、2を越えていると危ないということ。
3.25なら動脈硬化がかなり進行していると懸念されるそうです。

LH比はすべての医療機関で取り入れられているわけではないようです。科学的医学的哲学的形而上学的根拠、あるいは憲法前文に照らした論証やエビデンス、カニシューマイが足りないのかも知れません。

ちなみに、ハンサムで上品な中年紳士のここ数年のコレステロール数値は悪玉が150前後、善玉が45くらいで推移していました。割り算すると、まさに3.2です。動脈硬化が疑われる数値ですし、実際に心臓冠動脈が詰まっていました!
これこそ! 医学界に燦然と輝いても不思議ではないといってもオカシクはない、気品溢れる二枚目が身体を張った証拠です!

しかし、覚えておいて損はありません。→LH比!
悪玉コレステロールの数値が基準値以内(140以下)でも、善玉コレステロールの数値によっては発症しないとは限りませんよ〜♪


記事へ驚いた ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0


(不安定狭心症の男・その26)恐るべき薬の力(睡眠編)

2018/04/08 09:05
前の晩、あまりよく眠れませんでした。そのせいか、20時ころから少々、目がしょぼしょぼしていましたが、顔を洗ったら目が覚めてしまった。
また寝付きが悪かったり、夜中に起きたりしてもイヤなので、ミンザイ(睡眠導入剤か?)をもらいました。

担当医からも、「眠れない時は無理しないで、薬が癖になったりはしないから」とお墨付きをいただております。もっとも癖になったからといって、コンビニエンスストアで買えるような薬でもないでしょう。ちなみに「ブロチゾラムODテバ」と書いてありました。鶏の手羽先からできているのでしょう。

薬の効果は絶大で、朝までぐっすり眠れました。21時に服用した後、どれくらいで聞き始めているのか分かりませんが、楽しみにしていた「嵐にしやがれ」を観ていても興味がわかないし(ゲストに関心がなかったせいもあるが)、「翔が如く」を読んでも頭に入りません(もともと難しい漢字が多くて覚えられないのだが)。

22時から翌朝5時過ぎまでぐっすり寝ました。まだ5時代か、と思うとすぐに眠りに落ちて、6時10分まで眠れました。
検温、洗面、ひげそりを済ませ、朝のラジオ体操とマラソン15kmは省略して(生まれてからずっと省略しているが)、7時ころから8時の食事まで二度寝をしました。内田百關謳カ風にいうなら、「又寝」をしました。

いやあ、よく寝た、というだけで557字も書けるとは思いませんでした。
それくらい、睡眠が充実して気分爽快です。

薬の効き目はすごいですね。効き過ぎて怖いくらいです。
こんなに効くなら、本当にコンビニエンスストアで売っていて欲しいくらいです。


記事へ驚いた ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0


この季節にはよくあることです

2018/04/08 09:03
さすがは北海道です。本州では桜の便りが聞かれたり、それどころか桜前線が通過した後だよ、というのに。

画像


朝、起きてみたら病院の屋根が真っ白でした。
まあ、すでに融けはじめてますけど。

入学式のころ、雪が降ることがよくあるんです。せっかくの真新しい短靴を用意したのに、という経験は誰でもあるはず。

ちなみに「短靴」北海道の方言らしいです。
長靴ではない靴のことをそう呼びました。春先に「短靴」と使う場合は、冬に履いていた長靴に対して、雪が融けた後で履く春物の靴、という季節の喜びが込められているのです。

だからこそ、この時期の雪にはがっかりさせられた人も多いはず。


記事へなるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0


「さよなら、田中さん」(鈴木るりか)について雑感

2018/04/08 06:49
褒めちぎった、褒めちぎるよりなかった傑作、「さよなら、田中さん(鈴木るりか)」ですが、強いて苦情を言うとすれば。
カバー装画を西原理恵子が描いていることくらいでしょうか。まあ、あってないことはなく、むしろあっているのですが。いや、あいすぎていてよくない、とでも言うべきでしょうか。
西原理恵子は、やや露悪的なところがある。その反面、温かみのある絵も描くのだけど、それが押しつけがましく感じられる、時がある。
じゃあ、誰のどんな絵がいいのだ、と問い詰められると、思いつかないのですが。
カバー装画だけで、本文の挿絵になってないのが幸いか。

西原の絵を頭から消し去るかのように、読んでいる間はドラマを観るように、それぞれの登場人物を実在の俳優さんたちが演じてくれてました。

誰がどのキャラクタまでは書きませんが、参考までに列記しておきます。

芦田愛菜、小泉今日子、鈴木梨央、佐々木蔵之介、柴田理恵、神木隆之介、鈴木福、瑛太、木村多江

すべての登場人物は網羅してませんし、ついこの前まで子役と呼ばれていた若い俳優さんなどは、すでにこの役は難しいのでは? ということもあるかも知れません。

勝手な妄想ですので、アシカラズ。







記事へブログ気持玉 / トラックバック / コメント


さよなら、田中さん(鈴木るりか)

2018/04/07 09:22
入院する前に買った本です。入院前日にページを開いて、半分ほど読みました。入院生活初日に残り半分を読了。あまりにも面白かったので、すぐに二回目を読みました。

画像

( 入院にあたり帯は外して家においてきました )

素晴らしいの一言に尽きます。才能、なんて安易に言ってはいけないのかも知れませんが、間違いなくきらきらと輝くような才能がほとばしっています。

豊富な語彙と機知に富んだ表現力が、主人公の独白風の文体でグイグイと進んで行く饒舌で、あふれるほどの文章からなる物語を支えています。読んでいて、これだけの満足感を味わえる本は珍しい。しかも作者は出版当時十四歳の中学二年生なのです! しかも改稿がなされているとは言い条、十歳とか十二歳で書いた物語もあるのです!

人物造形も生の手応え、肌のぬくもりを感じるほどリアリティがあって、あたかも眼前で起きていることを観ているようですらあります。

最終章では、主人公が変わるのがうまい。新たな主人公の視点を通して、それまでの主人公を観ることで物語の奥行きがグンと深くなっています。それが唐突に感じられないのがうまいなあ、と思います。

最終章の終盤は、まるでヨーロッパを舞台にした映画を観るように胸に迫って来る。その勢いのまま、ビートルズの誌を読んでいるようなラスト十数行に向けて、一気に読ませてくれます。



記事へブログ気持玉 / トラックバック / コメント


(不安定狭心症の男・その25)眠れない夜もある

2018/04/07 09:07
眠れない夜、なんて書いてもブンガクテキな煩悶を繰り返して眠れない、というのではありません。昨夜(2018年04月06日)の夜は、Eテレを三十分観て(ふるカフェはるさん)から、古今亭志ん生の「道灌」を聴いて、22:30には眠れたと思います。入院して以来の早寝です。

トコロガ。約4時間後の2:30に目が覚めました。トイレです。夢の中でビニール袋をかぶせたバケツにオシッコをする夢を見ていたので、あのまま寝ていたら坂本龍馬のように寝小便をしていたことでしょう。寝小便さえすれば、徳川十五代将軍に大政奉還を献策することもできますが、二十一世紀の日本には幕府も将軍も後藤象二郎もいません。

回天の偉業をあきらめて寝ようとしましたが、ちょっと目が覚めている。
少したって眠くなったころ、向かいの部屋で何か騒ぎがありました。老婆ばかり四人がいる部屋ですが、一人のお婆さんが何かしたらしく、看護師さんが来て片付けている気配でした。その間、物音が耳につきます。
それが一段落したと思ったら、誰かがトイレに起きる、痰が絡んで咳き込む、早起きした老人が誰かに「おはよう」と声をかける。まだ3時だよ? ここは新聞販売店か?

近くに4人部屋が3つほどありますから、4人×3部屋=12人が入れ替わり立ち替わり何かしてくれるワケですね。うとうとしたかな、というタイミングで。
そのたびに、「またかよ」という気分が神経に障ります。お互い様だから、と理性が思っていても眠気はその都度かき消される。眠れないのはつらいです。

結局、その晩、というか払暁は2時半以降は眠れず、あきらめて5時半ころ起き出して手帳に上記のようなことを書いていました。

看護師さんからは、「ミンザイ出しますか?」と聞かれました。
ミンザイとは、睡眠導入剤か安眠剤か、民間起業による経済発展起爆剤か民間人偽証罪の略でしょう。
医師からも、眠れないときは無理しないで薬を飲んだほうがよい、と言われています。製薬会社の意向も幾分かは含まれているとしても、眠れないと体に悪いですから。


記事へブログ気持玉 / トラックバック / コメント


(不安定狭心症の男・その24)今は憧れの個室

2018/04/07 09:04
個室で入院しているのは、ハンサムで上品な中年紳士が同室では他のオジサンたちが気兼ねだろう、という配慮のためです。
と書いたらウソになる、どころか真っ赤なウソです。
大部屋(4人部屋)に空きがないため、やむを得ず個室を与えられています。もちろん差額の3,240円(税込み)はとられません。

大部屋に空きができたら、即座に部屋を移る予定ですので、記念の写真を撮っておきました。


日中はソファに座ってテーブルに向かってパソコンを使ったりしています。

画像


このソファ、クッションが硬くて座ってもお尻が沈まないのでテーブルを使うのに最適です。

テーブルに向かった場合は、こういう室内風景が目に入ります。

画像


テレビの横に立ててあるのは、家から持ってきた本です。
「さよなら、田中さん」(鈴木るりか)、「翔ぶが如く(六)」(司馬遼太郎)、「無理難題が多すぎる」(土屋賢二)、「命売ります」(三島由紀夫)、それに手帳です。

大部屋がいつ空くのか。退院の予定がたっているなら、「○日に移動です」などのハナシがあってもおかしくありませんね。
それとも急に空く、ということでしょうか。
急にベッドが空く、ということは患者が夜逃げしたのでもなければ、つまりはアレですね。夜中に空きたてホヤホヤのベッドに移されるのはできればご遠慮したいものです。



記事へブログ気持玉 / トラックバック / コメント


仙台出張で気づいたこと(電話ボックス)

2018/04/06 06:41
いささか古いハナシです。
先日の仙台出張で、久々に仙台市内のアーケード街を歩きました。
するとあちこちに電話ボックスを見つけました。仙台では携帯電話が普及していない…んじゃないですね。

おそらく7年前の大震災で携帯電話が繋がりにくくなったことに関連しているのでしょう。
万が一の場合に、通信インフラを確保するために残してあるのではないか、と思います。
まあ考え過ぎかもしれませんが。

札幌にも公衆電話も電話ボックスもありますが、仙台で見るとそれとは違った意味を探してしまいます。


記事へ驚いた ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 2


(不安定狭心症の男・その23)手術に関する注意の覚え書き

2018/04/06 06:40
入院した2018年4月3日、
バイパス手術は喉元からおなかの上まで、胸と胸骨を切り開いて行います。なので当然、全身麻酔をかけます。我慢しろ、と言われたら我慢する覚悟はありましたが。もっともその覚悟も、我慢しろとは言わないだろう、と高をくくった上でのことです。

麻酔は点滴で眠らせた後、ガスを使う。口に漏斗みたいのをかぶせてガスを吸わせるものです。東海林さだお氏のエッセイに、肝臓がんの手術をした際、腰椎麻酔を打ったという記述があります。聞いていたほど痛くない、これを人に教えてやらなくちゃ、と思っているうちに意識がなくなったそうです。手術によって麻酔が違うのかな。

麻酔医や執刀医から、入れ歯はないか、ぐらぐらしている歯はないか、とも聞かれました。口に人工呼吸の管を入れるので、入れ歯やぐらぐらした歯があると危ないそうです。幸い差し歯はしっかりしているし、入れ歯もありません。

カツラの人はどうするのかは聞きませんでした。MRIではカツラをとれ、といわれますが、手術に関してはカツラのままでもよいのでしょうか。まあ、ハンサムで上品な中年紳士はカツラなどかぶっていません。今の髪型がカツラだとしたら、ドリフのコントに出てくるハゲチョロオヤジのカツラをかぶっているのと変わりません。

そして手術後、麻酔から覚めても意識が朦朧としていて、自分の置かれた状態が分からないことがあるそうです。
点滴の管、人工呼吸の管、血を抜くドレーンやBGM用のヘッドフォンを引き抜こうとしたり、暴れたりすることもあるらしい。それを防ぐために、身体を抑制してもよい、という同意書にサインを求められました。

抑制という語がやや不思議です。拘束じゃないか? まあ「拘束」ではひどく乱暴な印象があるので「抑制」としたのでしょう。それならいっそ、もっと無機質に「制御」でもいいような気もしますが…。そうか、「制御」が効かない状態なのですな。

手術に伴うストレスで、高齢者などは認知症が進んでしまう場合もあるようです。
逆にストレスがなくとも、病室で仰臥している単調で刺激がない日々が続くと、頭がボンヤリしてくるようでもあります。普段にも増して。

それを防ぐために、病棟内をウロウロと歩き回ったりしていますが、徘徊が始まったかと思われそうで心配です。

ちなみに前述した東海林さだお氏のエッセイにも、手術後に盛んと歩き回っていたという記述があります。寝てばかりいると脚の筋肉が衰えてしまうからだそうですが、脳の活性化にも役立ちそう、な気がする。
活性化しているかどうか、確かめようはないのですが。

ちなみに手術が終わった後は、ICUに入れられます。
国際危篤教大学、ではありません、集中治療室です。
いくらハンサムで上品な中年紳士だと言っても、ICU(大学のほう)に入るのは敷居が高すぎてつまずいて転んでしまいます。



※正誤表
誤:危篤教 → 正:基徳教




記事へブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 2


(不安定狭心症の男・その22)開胸手術は存外痛くないらしい

2018/04/05 09:02
狭心症による冠動脈バイパス手術を控えて、一番気になっていたのが、開胸手術後の痛みです。肋骨にヒビが入っただけでかなり痛い。しかも身体を横たえたり起こしたり、咳をしたり笑ったりヒビの入った部分を殴られても痛い。それが骨を切ったりしたらどんなに痛いか…。

その点を、手術前の説明で麻酔担当の医師に確認してみました。
すると意外なことが分かりました。

胸骨(胸の中央の平たい骨)は、切開した後、しっかり留めるのでそれほど痛くないらしいです。完全に固定すれば、動くことがないから痛くない、とのこのとです。
それを聞いて、とても安心しました。

もっとも他の部分、体内にたまった血を抜くためのドレーンなどの管の穴などが痛いらしい。けれども、ずっと気がかりの痛みの心配がなくなったので、とても気分がよいです。
まあ、こうやって油断していると、後から痛い目(比喩ではなく、この場合は本当に痛いのが困った点だが)に遭うことが多いのですが。



記事へブログ気持玉 / トラックバック / コメント


(不安定狭心症の男・その21)こんな本を読むようになった(^_^;

2018/04/05 08:59
画像


血糖値や血圧は高くなかったのですが、コレステロールは成績がよくなかったのです。それが今回の狭心症の原因かなー、とは思いますな。

遅ればせながら、コレステロールを下げる習慣についての本を読み始めました。
バイパス手術が無事に終わっても、高コレステロールがまたぞろ悪さをしないとは限りませんからね。

もっとも手術が失敗したら、この本を買ったのも無駄になるのですが。
本代1,080円也を無駄にしないためにも、執刀医には頑張って欲しいものです。






記事へブログ気持玉 / トラックバック / コメント


(不安定狭心症の男・その20)夜の闖入者

2018/04/04 12:00
入院生活を送っていると色々なことがあるものです。普段の生活とは違ったストレスのために、認知症を発症するご老人もいるとか。頽齢の貴公子も気をつけた方がいいのかも知れません。

さて、入院一日目の夜、食事も夜の回診も終わった19時半過ぎ。ハンサムで上品な中年紳士の病室(個室)に見慣れない老婆が入ってきました。病衣を着ているところを見ると、看護師さんでもお医者さんでも清掃の方でもありません。

老婆は何の迷いもなく部屋の奥に進んで、ハンサムで上品な中年紳士のそばにやってきました。これは部屋を間違えたな、と思って立ち上がろうとすると、老婆に機先を制されました。
「あら、あなた、お友達?」

へ? 誰の友達なのかしら? 自慢ではありませんが、ハンサムで上品な中年紳士を僭称しつつ、友達がいないオヤジであることも自覚しております。

お婆さん、と呼ぶのも悪いので、笑福亭鶴瓶師匠を見習うことにしました。
「お母さん、お部屋間違えてますよ」と。
すると老婆は、「間違えてない」と言い張りました。
それをなだめすかして部屋の外に連れ出し、看護師さんを呼んで正しい部屋に収納、いやお連れしていただきました。向かいの4人部屋の方だったようです。
個室と4人部屋を間違えるか? というのは意識がはっきりしている人間の理屈です。

老婆はその後も見舞客に何か言い立てたり、部屋を出て徘徊していたらしく、まもなくナースステーションの近くの部屋に移されました。

西郷どんなら、「ヨベ(夜這い)のごたる」と言って笑うところかも知れませんが。
意識朦朧の老婆に夜這いされてもなあ…。もう少し若いときに来て欲しかった。
せめて、あと半世紀は若くないと。



記事へブログ気持玉 / トラックバック / コメント


(不安定狭心症の男・その19)心臓血管外科医から告げられた衝撃の事実!!

2018/04/04 07:24
冠動脈バイパス手術のために入院しました。
心臓血管外科医より、これまでの検査と手術についての説明があったのですが、驚くべき事実が明らかにされました。

前回入院時にも、左右の腕から来た静脈の合流点がなく、そのまま右心房に流れ込んでいると聞かされていました。
トコロガ、その後詳しくCTをとってみると、本来あるべき右上大静脈がなく、胎児の時に消えているべき左上大静脈が残っていることが判明したのです。千人に2人くらいの奇形だそうです。この奇形自体は特に害はないそうです。しかし、この大静脈を避けてバイパス手術を行うため、もともと内胸動脈だけで行うバイパス手術ができず、腕の動脈や脚の静脈を使うことにしたそうです。

切開するところが増えると痛いんじゃないか…。

それにしても、胎児の名残である大静脈が残っているとは驚きです。赤ん坊のようにキヨラカな心の持ち主である証左といえましょう。

あるいは胎児のころから軽率で、右と左を間違えていたのかも知れません。歩きながら、右に曲がると言いながら左に行ったりしますので。

もしかしたら、進化の過程をきちんとこなしてないのかも。

人間は受精してから誕生に至るまで、脊椎動物の進化と過程をたどると聞いたことがあります。その伝でいくと、そのプロセスをまっとうしていないということかも。

進化が足りなくて、人間よりもカエルに近いのかもしれません。

そういえば、カエルの鳴き声を聞くとうれしくてたまりません。まあ、カエルが好物なヘビに近いのかもしれません。両棲類のカエルよりは、爬虫類のヘビのほうが進化しているといえますが、せめて鶏くらいには進化していて欲しいものです。


記事へブログ気持玉 / トラックバック / コメント


ある晴れた冬の日

2018/04/04 07:21

画像


写真は今年(2018年)、2月半ばに札幌市内を流れる創成川にかかる橋の上で撮ったものです。
冬の晴れた日の水面は、どうしてこんなにきれいなんだろう、と思ったからです。

南中高度が低いので、水に反射した太陽光がちょうど良い角度で目に入るせいでしょうか。真夏のように鋭角的ではない反射光は、まさにキラキラとしか表現のしようがありません。

この美しい冬の晴れた日を来年もう一度みたいものです。


記事へブログ気持玉 / トラックバック / コメント


(不安定狭心症の男・その18)今日から再度の入院です

2018/04/03 16:08
今日から手術のための入院です。
一週間後には開胸手術ですので、さすがに少々緊張しますね。
まあ手術そのものは寝ている間に終わるので、自分自身が緊張してもあまり意味はありませんが。

画像

前回の入院以来、ロールバーンのノート(画像左の黄色い方)に入院関連のことを綴っています。

昨年(2017年4月)に買ったのですが、なかなか使う機会がありませんでした。こういう使い方をするとは夢にも思いませんでした。人生、何が起こるか分かりません。もう一冊のロールバーンもビートルズの写経ではなく、ハンサムで上品な中年紳士への香典の覚え書きに使われるかも知れません。

香典をいただいた場合に備えて、ノートの後ろの方に緊急連絡先と個人略歴を書いておきました。
ついでに万が一の場合は延命はしないでおいてくれとも書いておきました。

念のため、息があるうちは駆除しないようにお願いしておいた方がいいのかも知れませんが。


記事へブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 2


(不安定狭心症の男・その17)症状が悪化したのか…

2018/04/02 18:05
入院を目前にして症状が悪化したのか…。
ここ数日、しゃべると息が切れるような胸が苦しいような。

普段からおしゃべりが過ぎるので、これで控えるようになればちょうどいいということかしら?
薩摩隼人みたいに無口なのにも憧れますが、なかなか真似できません。


記事へブログ気持玉 / トラックバック / コメント


子ども向けの怪談えほん、なのに妙になまめかしい

2018/04/02 11:48
これもまた、あるブロガーさんが紹介していた子ども向けの怪談絵本です。
「いるのいないの」に比べると、怖いというよりもなまめかしい。子どもがエッチな想像をしちゃうんじゃないか、と心配になりますが、それはオヤジの下心か。

女の白い足だけのオバケ。怖いというよりも、気味が悪い。それでいて、何かなまめかしい。
しかもそれが、夜中に少年の部屋にやって来て、少年を踏みつけるのが最後のページです。

子ども向けとは言い条、大人の妄想をかき立てる絵本、かもしれない。




記事へブログ気持玉 / トラックバック / コメント


子ども向けの怪談えほんが怖すぎた…

2018/04/01 16:02
「いるのいないの」
とあるブロガーさんが紹介していた子ども向けの怪談絵本です。
京極夏彦作、町田尚子画。何しろ、絵が怖い。
田舎の古い家にやってきた都会の少年が、梁の上に誰かがいるんじゃないか、と怖がっている。
祖母は、姿が見えなきゃいないのさ、というのですが。
最後のページで…。

図書館で借りたのですが、最後のページが少し、破れていた。
上述のブロガーさんが借りた本も、同じように傷んでいたそうです。

あまりの怖さに、子どもがギャっと叫んで、ページを急いで閉じた痕跡らしい。

子ども向けとは言い条、大人でも怖いよ!
下に amazon のリンクと書影がありますが、おどろおどろしいですね。

闇は、そこに何かがいそだから怖いのか。
いるのかいないのか分からないから怖いのか。

田舎の旧家とかお寺の本堂に泊った時には読まない方がいいです。






記事へブログ気持玉 / トラックバック / コメント


スマートフォンユーザーになってました!

2018/04/01 13:05
昨年(2017年)4月1日、こんな記事を書いていました。スマートフォンユーザになったという内容のウソっぱちです。

今年も同じネタを使う予定でしたが、実際にスマートフォンユーザーになってしまいました。狭心症による冠動脈バイパス手術のため、入院時の連絡用に持たされたのです。
「持たされた」なんていうとイヤイヤみたいですが、実はそうです。
とは言い条、使ってみればスマートフォンにはスマートフォンなりの長所もあります。

とりあえず、テキストエディタとクリップボード管理ソフトは即日インストールしました。
日本語入力はいわゆるQWERTY式のローマ字入力を使っています。これを使う人は少数派らしく、見る人はたいてい怪訝な顔をしたり驚いたり、あるいは使っている人間のハンサムさと気高さに心を打たれたりします。

使っているスマートフォンは、ということを書くと昨年と同じネタになるのでやめておきます。

イヤシカシ、ソレニシテモ。
携帯電話やスマートフォンは一生持たずに死んでいくつもりだ、とこれまでさんざん書いてきたのに。
その誓いをあっさり反故にしてしまいました。しかもバイパス手術を受けるということは、死なずに生きることを選択しているのですから、ウソつきにもほどがある!

今回はエイプリルフールにウソをつく、という話柄ではなく、これまで語ってきたことがそもそもすべてウソだったというオチがつきました。
記事へブログ気持玉 / トラックバック / コメント


<<  2018年4月のブログ記事

トップへ

電子作文で行こう! 2018年4月のブログ記事/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる