エスプレッソくらい知ってるよ、最終回

これまでに二度、エスプレッソを注文して、「エスプレッソっていうのはねー、小さな小さなカップに苦ぁ~いコーヒーが、ほんのちょっぴり注がれて出てくるんだよお、それでもいいのかなあ?」と教え諭すような、というよりは様子をうかがうような口調で諭されるという目にあうハナシ。

この決着をつけるために、小樽市内にある喫茶店(カフェ)キアロに行ってきました。
半年ぶりくらいの訪問ですが、メニューを確かめずに注文しました。
「エスプレッソを、プリーズ♪」(プリーズ、とは言わなかったけどさ)
するとマスターは、おままごとに使うような小さなカップを手に取り、
「あのー、エスプレッソは~」と説明をはじめたのです。思わず笑ってしまいました。

マスターは、ハンサムで上品な中年紳士が笑っているので戸惑っていました。
いつまでも笑っていても失礼です、事情を説明しなくてはなりますまい。

エスプレッソを注文するたびに、
(1)カップが小さい
(2)量が少ない
(3)濃くて苦い
ということを説明されてしまったこと、「それくらいのこと知ってるよ、知ってて注文しているんだよ!」と言いたいのを我慢していたこと、パン屋さんや地下街のカフェだと、エスプレッソを知らないで注文する人が多いのでそういう質問をするのも仕方ないのか、と考えたこと、そして念のため、歴とした喫茶店であるキアロでエスプレッソを注文したらどうなるかを試してみたのだ、ということを話して聞かせました。

マスターは苦笑しながら、
「うちのメニューには本来、エスプレッソがないんですよ。だからエスプレッソを注文している時点で分かっているとは思うんですけど~」と前置きして語り出しました。
そこからが長い長い! 内容も濃い濃い! エスプレッソよりも濃い濃い濃い!
コーヒーのプロに向かって試すようなことをしてゴメンナサイ、と平伏して聞かなくちゃなるまいと思ったほどです。
「エスプレッソくらい知っているよ」と胸を張って言えるほどハンサムではないのかもしれない。
いや、エスプレッソがなんだかぼんやりとはわかっているのでカップの大きさや量についての苦情は申し上げません、という程度の美男子にすぎかったのようです。

マスターのエスプレッソ講義は記憶の限界を超える情報量でした。甘木学園大学の行政法講義前期分よりも濃密で膨大かもしれません。おかげで覚えているのはオボロゲな断片ばかりです。

中でも重要なのは、イタリアではエスプレッソは砂糖をかなりたぷり入れて飲むのが一般的だ、ということ。苦いからね。

試しにハンサムで上品な中年紳士も砂糖入りエスプレッソにしてみました。
すると味がガラリと変わるのですね。ブラックとどっちが美味しいかは判断に迷うところです。エスプレッソを頼むときはブラックと砂糖入りの二杯を頼むのがヨイのかしら?

ちなみにエスプレッソをいれるのにもシングルとダブルがあって、たいていはダブルらしい。何がシングルで何がダブルか、興味がある人は自分で調べてね、詳細は覚えてないので。
(なんて無責任な)





この記事へのコメント

2019年04月26日 09:22
出ちゃっ太さん、どうもです。
エスプレッソシリーズ、ついに
完結といったところですね。
最後の最後でエスプレッソ界の
重鎮が登場するとは!(笑)

「キミキミ、カップが小さくて
 量が少なくて濃くて苦いコーヒーは
 あるかな?」
「お客様、エスプレッソでよろしいでしょうか?」
「最初から、そう言ってるじゃないか。
 ハハハハハ~。」
こんな感じですかね?(笑)
おなら出ちゃっ太
2019年04月26日 20:29
海 さん>>
コメントありがとうございます。
やはりプロの話は違いますね~、素人の知ったかぶりの似非珈琲通は一撃で粉砕されました。

そうなるとやはり、
「最初からそう言ってるじゃないか」話法で対抗するしかありません。
それで、相手がマリネラ国民だったら…。
(^_^;


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