王者の魂を見よ!ジャイアント馬場展

札幌、東急百貨店で「王者の魂を見よ!ジャイアント馬場展」を見てきました。
「ジャイアント馬場展」とはいっても、プロレス興業のポスターと写真パネル、チャンピョンベルトなどの展示が主体でジャイアント馬場ご本人には会えません。って、もうとっくに故人ですから。

ジャイアント馬場がリングで躍動する姿を脳裏にとどめている世代としては、なかなか感慨深いものです。
亡くなったのが61歳ですから、まだまだ若かった。しかしパンツ一丁でプロレスをするには歳をとりすぎていたのではないか、という気もするし、生涯現役を貫いたガッツには脱毛するしかありません。あ、脱帽でした!

会場入り口では、身長209cmの実物大フィギアがお出迎えしてくれます。

絵を描くことが趣味だったというジャイアント馬場の遺した作品も展示されております。
老後はプロバンスで絵を描いて過ごしたかったということですが、それが叶わなかったのも残念なことです。

あの大きな体で、丁寧に絵筆を動かしている姿を想像すると何やらユーモラスでもあります。
そういうギャップは常に付きまとっていたと思いますが、ご本人はどう感じていらしたのか。

何しろジャイアント馬場といえば、リングネームの通りの大きな身体の代名詞。辞書で「大きい」って語を調べたら、載ってる挿絵はジャイアント馬場だったりします(載ってません)。

と、ついつい悪い冗談を言ってしまいます。
許してくださいね、馬場さん。

2019年8月11日(Sun)までですから、まだご覧になっていないかたはぜひ!

土用の丑の日にテレビ取材を受けたのだけど

2019年7月25日、土用の丑の日に社用で三越デパートの地下食品売り場に行きました。
とある会合用のお弁当を注文しておいたので、受け取りに行ったのです。ちなみに、そのお弁当はハンサムで上品な中年紳士の口には入ることはありませんでした。

土用の丑の日ですから、当然、うな重とかウナギのかば焼きを売っているコーナーもありましたよ。
手ごろなのがあれば買おうかなあ、と思って眺めていると、後ろから声をかけられました。
「すいません、ちょっとよろしいですか?」
いきなりだったので、驚きました。ワンポイント英会話の人が話しかけてきたのか、万引きの疑いをかけられたのかと思って振り向くと、そこにはテレビカメラのレンズが迫っていました。声をかけてきたのは、大福のような顔をした男性アナウンサーでした。
アツクルシイ! どうして涼やかな笑顔の女性アナウンサーを起用しないのか。ハンサムで上品な中年紳士に惚れてポウ、となるのを防ぐためか?

ハンサムで上品な中年紳士のそうした心中には一切の忖度をせず、大福アナウンサーは
「今日は土用の丑の日ですが、うなぎは召し上がりますか?」と尋ねてきました。

ここで、落語スイッチが入ってしまったのですよ。
「ウナトトね、いただきますよ。ニョロには目がないですから」
ウナトトもニョロも、落語でウナギのことをいうのに使います。主に夏の幇間がいうのですが。
まあ常識なのですが、大福アナウンサーには常識ではなかったようです。
「ウナトト…? ニョロ…?」
怪訝な顔をしてこちらを見ています。きっとインタビューの相手が二枚目の太鼓持ちか、前座見習いのまま定年を迎えた貧相な色男だと思ったことでしょう。

「ウナギのいいのはおいしいですからね、舌の上に乗せるとトロっと来るのがいいでしょ?
あまり安いのを買うと三年入れてもトロっならない。パリパリしてたりしてね、どこでとれるんでしょうね、そんなウナギは。どぶにだっていないよ、天井裏ででもとったんでしょうね」

先ほど、眼前に迫っていたテレビカメラが1メートル以上後退していました。
あの取材がニュースで流れなかったのは、ハンサムで上品な中年紳士の責任かも知れません。