テーマ:書籍

通勤時間は貴重な自由時間である

いつもコメントをくださるnarkejpさんのブログ記事、通勤時間の使い方を考え直すきっかけになりました。 通勤時間は思いのほか貴重な、そして自分だけの自由時間です。 もちろん東京都内での電車通勤のように、乗車率200%超えの車両に詰め込まれての通勤は苦痛なだけでしょう。 しかし幸いなことに、こちらは小樽と札幌間を通勤する田舎者です。バ…
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容疑者の夜行列車(多和田葉子)

全編を通じて「容疑者」は一度も出てきません。探偵も密偵も岡っ引きも出てきません。その代わり、夜行列車は毎回登場します。 いつもコメントをくださるnarkejpさんがブログ記事でご指摘の通り、容疑者≒夜汽車の駄洒落なのかもしれません。 こうした言葉遊びが散りばめられた容疑者、もとい、夜汽車による旅行記は、「あなた」を主語にした現…
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読みたいことを書けばいい(田中泰延)

装丁がいかにも30分で読めるビジネス書風なので、書店で目にしても手に取ることすらしませんでした。 ところが何がきっかけだったのか、気まぐれで手にとって適当なページを開いてみると。 なかなかどうして、どころではありません。至極適切で腑に落ちることが書いてありました。 そのページにあったのは、「あなたは○○(著名な女性歌手)ではないから…
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ビートルズは解散しました

かれこれ40年も前の高校生のころです。下宿の先輩が部屋に招き入れてくれました。 そこで手渡されたのは、一冊の漫画雑誌、確か別冊少女マーガレットだったと思います。 先輩はあるページを示し、 「登場人物の背後にちりばめられた英語に注目せよ」、といいました。 それらはいずれも手書き文字の短いフレーズで、特に難しい単語は見当たりませんでした。…
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おろち(楳図かずお)コンビニコミックス

子どものころ、楳図かずおの漫画をずいぶん読みました。 その中で、「おろち」は心に残っている作品です。 もっとも連載ではなく、単行本で読んだのだと思います。 その分、ストーリーを通して繰り返して読むことで、印象を深く心に刻んだのでしょう。 細密な絵、奇抜なストーリー、そして怖い話。間違いなく子どもを震え上がらせます。 とは言い条、大人に…
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ヤブにもなれない

いつもコメントをくださる海さんが、「「僕たちはガンダムのジムである」という本の紹介です」という面白いブログ記事を書いてらっしゃる。 その記事に対するコメントで 「ジムなら上出来、ジムにもガンタンクにも載れない兵士がいたはず」と書きました。 (ジムとかガンタンクがわからない方は、Googleで検索するか推測するかしてください) さて、…
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ヒトラーの正体(舛添要一)

まず著者が舛添要一というところに目をひかれます。 よくも悪くも名前が売れた人であり、かつ近年では東京都知事在職中、クーポン券がどうしたこうしたというケチなスキャンダルで世間の注目を集めてしまった方であります。ここでの「ケチ」は、つまらないという意味でもあり、ケチだという悪評がたったことにかけてもいます。別にかけなくてもいいか。 …
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キャットパーソン(クリステン・ルーペニアン)

短編集なのですが、全部は読めませんでした。 表題作であり、一作目の「キャットパーソン」は途中で挫折。「スマホ越しのロマンスに身を焦がす女子大生」と紹介文にあるのですが、読んでいてつまらなくてつまなくて苦痛でした。 面白いなと思ったのは、表現というのか翻訳というのか。 笑っていることを表すのに「WWW」と若者のネットスラングを使って…
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カスハラ(NHKクローズアップ+取材班)

カスハラ、という文字列をみて「カステラ」と見間違える人は平和に暮らしておられるのでしょう。それはそれで結構なことです。しかし「カスハラ=カスタマーハラスメント」と見当がつく、あるいは連想してしまう人は仕事に行くことすら苦痛に感じているのではないでしょうか。 本書では、カスタマーハラスメント、つまり「お客様」から過剰なクレームや嫌が…
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またの名を

何かの会合で、 「こちらがおなら出ちゃっ太さん、またの名を、ハンサムで上品な中年紳士」と紹介されたなら、 「股に名前があるのか」と返されるでしょう。相手がパタリロ殿下なら。 こちらとしては、 「股の話なぞしておらん」と毅然として切り返します。 するとパタリロ殿下は、 「股の名」と切り返す。 もう返す言葉もありません。贈る言葉は海援隊…
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書斎の話(ゴージャスVS清貧)

いつもコメントをくださる海さんのブログ記事で、ネットカフェ難民という社会的なテーマを取り扱った本の紹介がありました。ところが記事の終盤、飛行機のファーストクラスの個室とか高級カプセルホテルの話柄につなげてくれます。ごくごく自然に、ご自身の趣味である書斎ネタにつなげていくところは名人芸の風格すら感じるところです。 記事ではグラジュアリー…
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作家の人たち(倉知淳)

「猫丸先輩シリーズ」で愛読している本格ミステリ作家、倉知淳の新作は「本格」でも「ミステリ」でもなく、「作家」小説です。登場人物は、「作家」と「編集者」なので、「出版界」小説というべきか。 売れなくなった「倉……、なんとか」いう頭頂部が薄くて風采の上がらない、腹が出ているのに貧相な作家に「本を出してくれ」と迫られる編集者たちを描いた…
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響け!ユーフォニアム2(武田綾乃)

サブタイトルが「北宇治高校吹奏楽部のいちばん熱い夏」とあります。全国大会進出を目指して練習に燃えながらも、人間関係や音楽コンクールの意義、音楽への取り組み方などにも熱く悩む面々が描かれています。 それはいいのですが、プロローグで初登場の人物が何の説明もなしに泣いたり喜んだり滑ったり転んだりという描写で始まるのがなかなか辛いです。お…
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雷はこわいねえ

「かくかくしかじか、というワケなんですよ」と説明を受けたとき、なんと返答しますか? われらがパタリロ国王は、目を細めて極めて穏やかな表情で静かにひとこと、 「かみなりはこわいねえ」とおっしゃいます。 そして次のコマで表情を変えて、 「なるほど!」と叫び、部下であるタマネギたちに命令を下すのでした。 まあマンガのギャグを解説するのも…
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響け! ユーフォニアム(武田綾乃)

表紙のイラストを見たときはライトノベルかと思ったのですが、違うのかな。ライトノベルの定義もよく分かってはいないのですが。 高校の吹奏楽部を舞台にしているだけに、多数の登場人物が短期間に次々と現れます。入学後に新しい友達が出来たり、クラブ活動に参加して先輩に出会うからですね。この辺りの展開は頽齢の身には少々キツイのですが、そこを乗り…
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完全版ビートルズ全曲歌詞集

重さが約1.4kg近くもある青くて角張ったモノは何でしょう? 1.4kgというと、最近のノートパソコンと比べても重いですし、かつてアメリカ陸軍の制式拳銃であったコルトガバメント、いわゆるM1911Aよりも重いです。 その重さには歴史的なロックバンドのすべてが含まれている。 そう、「完全版ビートルズ全曲歌詞集」です。 しかも歌詞だけ…
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朝ドラを観なくなった人は認知症になりやすいと言われれば気になります

「朝ドラ」を観なくなった人は、なぜ認知症になりやすいのか?(奥村歩)という本を読みました。 とてもキャッチーなタイトルです。書店で見つけて、思わず手に取ってしまいました。 こういう出会いがあるから、書店巡りはやめられません。おそらく、アマゾンあたりでこの書名を見かけても、よくある脳科学のゴシップ的読み物か、くらいにしか感じないで…
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上野介の忠臣蔵(清水義範)

ずいぶんと前に読んだのですが、再読したくなったので図書館で借りました。 作者の清水義範は、デビュー当時から老人を主人公にした小説を多く書いています。この作品にもそうした要素が強く含まれています。 一応、主人公は百姓から士分に取り立てられた清水一学となっていますが、中間部は吉良のお殿様、吉良義央=上野介の視点で描かれています。忠臣…
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悪気があっちゃたまらない

マンガ「パタリロ!」にこんなやり取りがあった、と思います。 コミックス何巻、などは不明ですが。 確か、前王妃(パタリロの母)であるエトランジュと、バンコラン少佐との会話だったと思います。 前王妃がパタリロの言動を評して、 「あれで悪気はないんですのよ」と言うのに対して、 「悪気があっちゃたまらない」と、バンコランが返します。 さりげ…
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現実入門(穂村弘)

歌人の穂村弘が体験したことのない事柄に挑んでみた、というエッセイ集です。 「体験したことのない」といっても、東京タワーのてっぺんからバンジージャンプとか、熊撃ち猟師に同行して熊を狩るというような誰にとっても未体験のこと、ではありません。 何しろ穂村弘は帰国子女がゴロゴロしている上智大学出身、なのに海外旅行もしたことがない中年男。そ…
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日本現代怪異事典(朝里樹)

「事典」を名乗るのに相応しい労作だと思います。雑誌や書籍、口コミで伝わっている怪異譚を集めて紹介するだけでなく、怪異の起きた地域や場所、危害を加える怪異なら使用される凶器などで索引を作る熱意には頭が下がります。 怪異の出どころは学校や子どもたちの口コミが多いようです。 そして子どもにウケる怪異には、共通の特徴があります。 (1)怪…
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ビートルズの英語(笑える話)

「ビートルズの英語」には、4人のメンバーたちの発言が多数収められています。 まじめなものもあれば、笑えるものもあります。 例えば、「ポール死亡」に対するポール自身のコメント。 「もし僕が本当に死んでいるなら、そのことに最後に気づくのは僕だ」 落語の『粗忽長屋』みたいですね。 「死んでいるのは確かに俺だが、その俺を担いでいる俺は誰だ…
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ビートルズの英語

「ビートルズの英語」といっても、歌詞集ではありません。ビートルズのメンバーたちブライアン・エプスタイン、ジョージ・マーティン、さらにはビートルズの叙勲に対して不満を鳴らすイギリス人のコメントとその背景が書かれています。 ジョン、ポール、ジョージ、そしてリンゴの発言は4人それぞれの個性が現れていて面白く読めます。 発言の一部を取り上…
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仕事がはかどるExcelマクロ(古川順平)

「単純だけど時間がかかる仕事は、自動化しよう」という見出しにひかれて図書館で借りてみました。 日頃使っているエクセルで、マクロを使えばここが便利になる、こう作業を効率化できるというヒントが見つからないかな、と思って読んでみたのですが。これといってヒントはなかったです。 便利とか効率的というのは、自分が手を動かしている…
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うまい犯罪、しゃれた殺人(ヘンリイ・スレッサー)

公募ガイド2019年8月号の特集「原稿用紙30枚をものにせよ!」で紹介されていた本です。 短編小説のアイデアや展開の例として、本書から「ペンフレンド」が紹介されていました。いやあ、ペンフレンドって懐かしい言葉ですね。 全体的に皮肉なストーリーが多いのですが、中でも救いのないが「親切なウェイトレス」です。 心のやさしいウ…
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キスキス(ドアルド・ダール)

公募ガイドの短編小説講座で紹介されていたので読んでみました。 紹介されていたのは「牧師のたのしみ」なのですが、どこかで読んだ気がするなあ、と思っていたら。 なんと赤塚不二夫の「おそ松くん」に、まったく同じ内容のマンガがあったのを思い出したのです! イヤミとチビ太の古道具屋コンビが、古道具を安く買いたたいては儲けてい…
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皇帝と拳銃(倉知淳)

豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ事件に続けて、倉知淳のミステリを図書館から借りて読みました。 「殺人事件を扱うミステリは好きじゃない」と言っていたのに、この本は面白く読めました。 この本に出てくるのはいずれも犯人による犯行現場の描写から始まります。 死体発見、そして探偵の登場。こういうのを『倒叙ミステリ』というのだそう…
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自前主義バイアスの裏返し

自分で作成したマクロツールは、自分で作ったからこそ愛着があります。 そして、それを使うことで仕事に対するモチベーションもあがります。 一方、自分が作ったものではないツールには冷淡で、そんなものを使ってする仕事は、いかにもお仕着せというか「やらされている」という観がぬぐえないものです。これこそが自前主義バイアスですね。 そし…
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なぜVBAでツールを作っているのかというと

エクセルのVBAマクロでいろいろとツールを作っては仕事に役立てています。 それがなくても立派に仕事をしている社員もいます。というか、ほとんどの社員は、自前のマクロツールなどなくても十分に仕事をこなしています。一方でハンサムで上品な中年紳士は、自前のツールを駆使してやっと彼らと同じかそれ以下の働きしかできていないという体たらくであります…
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きらいになれない害虫図鑑(有吉立)

アース製薬の「生き物係」として、いわゆる「害虫」と呼ばれる小さな生き物たちを飼育する苦心談。虫さんたちと、触覚のあるかわいい女性が並ぶ非常にチャーミングな表紙が印象的な本です。 著者の有吉立(なんて読むのだろう、このお名前)さんは、生物学者でも生物学を専攻した方でもなく、もともとは絵描きさんでした。しかも虫好きというワケで…
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